こんにちは!
先日、あるご利用者様のご家族様に「鍼は何で効くんですか?」とご質問をいただきました。
確かに、なぜ鍼を刺したら痛みや凝りが緩和されるのか、仕組みはよく分からないですよね。
そこで今回は、科学的・生理学的なメカニズムをご紹介します!
少し難しいですが、よければお付き合いください。
【神経系の調節作用によるもの】
①神経系の刺激
鍼を皮膚や筋肉に刺すと、感覚を伝える神経が刺激され、脳や脊髄に信号が送られます。
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②内因性鎮痛物質(内因性オピオイド)の分泌
この刺激により、脳内でエンドルフィンやエンケファリンといった天然のモルヒネの様な物質が分泌され、痛みを感じにくくします。
これにより、元々の痛みが和らぐという訳です。
【ゲートコントロール理論によるもの】
①痛みの信号が細い神経から脊髄を通って脳に送られている
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②鍼の刺激によって太い神経線維が刺激され、興奮する
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③②の信号の方が先に届くため、元々の痛みを伝える信号がブロックされる
鍼により「ゲートが閉じられる」ため、痛みを感じにくくなるという理論です。
【局所反応によるもの】
鍼を刺すことで極々小さな傷ができ、組織の修復反応が起こります。この過程で
・血流が促進され、神経線維や周囲の細胞に酸素や栄養が供給されやすくなる
・免疫反応により治癒プロセスが活性化される
・炎症を起こす物質の調整が起こり、痛みが緩和される
といった反応が起きます。
【筋膜のリリースによるもの】
鍼が筋肉や筋肉を包む膜(筋膜)のこわばりを刺激し、筋肉の緊張を緩めます。
特に、トリガーポイント(痛みを引き起こす筋膜の硬い部位)への刺激は、筋肉のけいれんを解消し、血流を回復させます。
これらの仕組みにより、鍼を行うと痛みが緩和したり筋肉の緊張が緩んだりするわけですね。
いかがだったでしょうか。
知ると案外深い鍼の世界、ぜひ体験してみてください。